9歳(小学3年生)の生徒さんが、2023年末にARBSM(英国王立音楽検定)をオンラインで受検し、無事Distinctionで合格されました!
点数は74点/75点と満点に近い素晴らしい成績でした!
今回は、すでにグレード4に合格していたこの生徒さんが、冬休みなどで計6回の集中レッスン後に、グレード5に短期間で合格した様子をお伝えしたいと思います。
受講されたレッスンはこちら
- 音楽理論のレッスンを受けるまでの経緯は?
- ABRSM(英国王立音楽検定)の音楽理論グレード5ってどんなレベル?
- 試験を受けるときに難しかったことは?
- そして無事合格!合格されたご感想をお聞きしました。
- 今後の目標は?
音楽理論のレッスンを受けるまでの経緯は?
この生徒さんが音楽理論の勉強を始めたのは、去年の夏から。それまで音楽理論を勉強したことはなかったそうです。今単身でイギリスの小学校に留学しているため、帰省する去年夏休みに、集中して音楽理論のレッスンを始めました。
そして無事約2か月のレッスンで、グレード4にDistinctionで合格することができました!
今回はそれに引き続き、冬休みの帰省を利用して、計6回のレッスンを行いました。
短期間ではありましたが、グレード4までの確認とグレード5の勉強を終えた後は、過去問題も使いしっかり準備する時間も確保できました。
お母様にお話をお伺いしました。
去年の今頃は音楽理論試験どうしようと絶望していたところ、こんなにも早くグレード5が合格できるとは思っておらずとてもありがたいです。しかも、75点中74点というほぼ満点の成績で合格ができたことに大変驚きました!
ABRSM(英国王立音楽検定)の音楽理論グレード5ってどんなレベル?
ABRSM(英国王立音楽検定)は、イギリスで120年以上の歴史がある音楽検定で、世界中で年間60万に以上が受検するそうです。
日本でももちろん受検可能で、中国、台湾、香港、シンガポールなどでも盛んに音楽教育に取り入れられています。
私のレッスンへも日本だけでなく多くのアジアの国からお問合せいただき、レッスンをご受講いただいております。
そんな中多くの方が直面するのが、
「演奏のグレード6以上を受検する際は、音楽理論のグレード5の合格が必須」
という受検の条件です。
音楽理論はグレード1~8までがあり、8が最高レベルですが、その通過点であるグレード5も決して簡単なレベルではありません。
日本でいう高校の音楽科や、音楽大学の入試レベルで、専門的な知識が必要、かつ広範囲に渡り理解していなければ、正確に解くのは難しいです。
この「音楽理論グレード5の合格」という必須条件は、演奏グレード6以上の曲を演奏するときにも、ただ演奏するだけでなく、楽譜の仕組みや書き方、拍子、リズム、音程、和声などを通して、より多面的に楽譜を読むために必要な知識が求められるからだと思います。
大人でも難しい内容を、お子様が理解し、正確に解けるようになるには、しっかり計画的に進めなければいけません。
お母様にお聞きしました。
夏に既にグレード4を合格しておりましたので、そこからグレード5へはスムースに進めていただいたと思います。
先生がグレード5にも対応できるような内容&教え方をされているからだと思います。
本人も頑張りましたが、先生の授業がどのような問題にも対応可能な内容なのだと思いました。
毎回、授業が楽しい楽しいと言っていて、あっという間に終わってしまったイメージです!
音楽理論というと堅苦しいイメージや、面倒なことだという印象を持たれる方も多いかもしれませんが、それは教わり方・勉強次第だと思っています。
私のレッスンでは、ただ試験のための詰込みではなく、音楽の新しい側面や、知らなかった魅力を見つけるための手段になるよう、またこれからの演奏にも役に立つ実践的な内容をお伝えできるように工夫しています。
そのため、小さなお子様でも、とても楽しくレッスンに参加し、みるみるうちに、大人でも難しい内容をしっかり理解して、自信を持って試験に臨んでくれています!
試験を受けるときに難しかったことは?
生徒さんは計算などが理解も理解も早く、お母様のご協力もあり、試験に向けどんどん進めることができました。
試験までに、少しでも疑問を残したままでは、当日不安な気持ちを抱えたまま受検することになってしまいます。
私はそういったことは避けたいので、受講者の方の苦手そうなところもしっかり理解して解けるまでサポートしますし、その方にとってベストな受検タイミングをお伝えしたいと思っています。
今回は、お子様がイギリスに戻る日も決まっていたため、冬休み中に受検できるようにレッスンを進めました。
そして、2023年末に無事予定通り受検することができました!
受検までで大変だったことを、お母様にお聞きしました。
息子はそもそも試験というのをあまり受けたことがなく、本人の性格もあると思いますが、解くのは早いが雑でした。
何度も見直して最大限ミスを減らす、という取り組み方に慣れておりませんでしたが、先生から何度もおっしゃって頂いたことで本人も試験の本番では1時間ほどしっかりと座って見直しができました。
グレード4の時に比べると、試験への取り組み方の成長が見られました。
お子様それぞれの特性はあるかと思いますが、私のレッスンでは、ただ試験の内容をお伝えするだけではなく、受講者の方の弱みや改善点も見極めて、試験まで万全な準備ができるようにサポートすることを心がけています。
そのため、オンラインの操作方法、試験の際のメモの仕方など、細かいところまでに指導させていただいています。
また、音楽用語など覚えなければいけないことも多いですが、少しでもいい方法が見つかるよう、ご提案もさせていただいています。
試験で皆さんが努力の成果や実力を発揮し、最善の結果を出せることを願っています!
そして無事合格!合格されたご感想をお聞きしました。
レッスンでも内容をしっかり理解できており、試験問題を解くのにも十分な勉強ができていたため、わずか6回のレッスンで、冬休み中にグレード5に受検することができました。
そして、無事満点に近いDistinctionで合格されました!
お母様に感想をお聞きしました。
「ある程度ピアノ・バイオリンを弾くことはできる状態のこのタイミングで、理論を勉強できたのはとても良かったと思います。
イギリスの学校の先生方にも褒めていただき、本人の自信につながったと思います。」
今後の目標は?
無事音楽理論の試験に合格し、今年の目標は、「ピアノ・ヴァイオリンともにグレード7を受検すること」とのこと。
音楽理論の勉強が、演奏にも役立つことを願っています。
実技試験もやらなければならないが多いですが、私にできるサポートはしっかりさせていただきたいと思っています。
お母様に、今後の目標をお聞きしました。
シニアスクール出願前に、二つの楽器ともできる限り上のグレードを良い成績で合格していければと思います。
本人が望むのであれば、音楽のスカラーシップ(奨学金制度)の受験もチャレンジしてみたいです。
これからますます忙しくなる中、早くに音楽理論の試験に合格していると、より選択肢も増えて今後が楽しみですね!
親元を離れての留学生活、寂しいときもあると思いますが、全てがかけがえのない時間になることを願っています!
現在、
ピアノグレード8まで
音楽理論グレード8まで
を対象にオンラインレッスンを行っています。ピアノのディプロマ試験も対応可能です。
ご相談・ご依頼は、お問合せからお願いいたします。
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